ゴールデンウイークの加賀百万石配管探訪紀、第2弾。
(前回: 管路の加賀百万石 – 茶屋町界隈 –)
ひたすら裏路地を探訪する金沢の旅だったが、茶屋町ではない一般の住宅地においても、いくつかの金沢風様式が見えてきた。
その中のひとつが、比較的古めの木造家屋に見られた玄関先の様式である。
様式と言っても、ガスメーターの、なのだが。
(なので、管路の加賀百万石、というよりもガスメーターの加賀百万石、と言うべきものだろうか)
その様式とは、
①玄関先に現れるときには、横顔になる。
②高さはまちまちだが、軒下すぐの高さの場合が多そう。
というものだ。
たとえば、こんな具合に。
この、軒高のガスメーター、というものは、同じく古都である京都にも見られた。
もっと顕著なものだと、玄関の軒よりも、さらに上、というものすらあった。
そのため、金沢で軒下ガスメーターを見たときには、古都は軒下、の法則でも、もしかしたらあるのでは、と思ってしまった。
しかし、金沢は横顔である。
そして、高さも、京都ほどはエグくない。
ここが京都との差だ。
(グリーフケア協会のガスメーターを、検針員さんはどうやって読んでいるのか苦労が思いやられる)
この差は、どこから現れるものなのか。
玄関の入り口が、ファサード面よりも引っ込んでいて、入り口に整体して横側に壁がある。
ゆえに、そこに郵便受けをつけたり壁を背にガスメータを配置したり出来る場所がある、ということだろうが、この、左右に壁が生じる引っ込んだ玄関は、雪国ゆえのものなのだろうか。
民家という在野の建築は、気候風土をより反映し、それが、また、ガスメーターのあしらい方にも反映される、ということだろうか。
余談だが、配管を撮る前には、人んちの玄関先、とくに玄関先ガーデニングの写真も撮っていた。
今回、金沢の玄関先園芸は、品がいいなあ、と思いながら巡ったものだった。